単語の末尾につく接尾語として「カ」です。 「〇〇化を防ぐ」「〇〇下で進む」「〇〇可になる」のようにして、いろいろな単語の末尾に現れては新しい言葉を作ることができます。 また「無駄か と思ったが」「善か 悪か は」のように…
言語淘汰の時代に生き残るにはどうあるべきか
単語の末尾につく接尾語として「カ」です。 「〇〇化を防ぐ」「〇〇下で進む」「〇〇可になる」のようにして、いろいろな単語の末尾に現れては新しい言葉を作ることができます。 また「無駄か と思ったが」「善か 悪か は」のように…
〜できます、〜できた の 形でのみ衝突する特殊な組み合わせです。 手段を表す助詞 “で”+ 動詞 “来ます” の組み合わせか、 “できます”(出来ます) 1語かの判別です。 “来ます” は 基本形では “くる”(来る) …
人と人とが顔を合わせることを「会う」といい、古来より区別の必要のない言葉でした。“会合”(かいごう)という言葉もあり、この2字は 互いに意味が近いものです。しかし漢字では別です。 会の旧字は會で、この字は訓読みで「あう」…
「あった」とは “ある” または “あう” の動詞の両方に使用される連体詞で、“有った時”・“会った時” のように両方の文型が成立します。( 動詞連用形に助詞「た」がついた形 ) あう: 会った/合った ある: 有った/…
(未稿)
まず “遺骸” に関しては 死んだ人の遺体の亡骸なきがらを指しますが、長期放置されて骨が剥き出しになったような状態を言うので近代的には 使用されることはあまりなく、ややオカルトやファンタジー用語の傾向があります。あまり …
“いける” は “いく” という動詞から生じた可能動詞で「いくことができる」と同義です。昭和的日本語解釈では「いかれる」が適切とされますが、これは受け身と紛らわしいため “行き得る” に近い「いける」が2000年以降では…
“異常” と “以上” と “移譲” “委譲” は それぞれ使う文型が異なります。 “移譲” と “委譲” は どちらも動作性名詞で、「執行権を委譲する」のように何かの役目を任せる場合には委、「土地を移譲する」のように所…
“依然”と“以前”は意味は違いますが どちらも文頭に現れることがあります。“以前” は前にあった出来事を指すのに対し、“依然” は いつまで経っても状況が変化しないというようなニュアンスの言葉で「相変わらず」と同じような…
“依存” という単語は濁点付きの「イゾン」と濁点無しの「イソン」の両方の読み方があります。 存の字は 存在(ソンザイ)の「ソン」ですが 保存(ホゾン)や既存(キゾン)など語末に来ると「ゾン」と読むことが多くなります。存の…
“衣料”と“医療”は どちらも 名詞であると ともに、やや形容詞的な性格があり “衣料品” や“医療系” のような接尾語をつけて複合語となることも多く、日本語のまま言い換えをするのは少し厄介な語句です。 衣料はアパレル(…
“怒る” については「いかる」の読みがあり、基本的にこちらを使うことで衝突することは無くなります。「いかる」には仏典などの瞋という字を そう読むことがありますが、滅多に使われませんのでほぼ無視できます。 連用形名詞となっ…
“重い” と “思い” はそれぞれ 形容詞と連用形名詞で、使い方が違うものですが、「これは おもい です」のような述語の部分や、「思い付き」と「重い月」など時々思いもよらないところで衝突を起こします。 “重い” について…
開の字には「カイ」の音があり、この音しか使われません。門の中にあり中国簡体字でもある开の字は、両手を使って扉のカンヌキ(閂)を ひらこうと している姿を表しています。「ケイ」と読む刑や形とは似ているので 覚えやすさの観点…
会の字はもともと合拗音で「クヮイ」の読みがあります。また “一期一会”(イチゴイチエ)、“会釈”(エシャク) の「エ」の呉音読みがあります。 海の字は 日本語では「カイ」としか読めません。かわりに 上海(シャンハイ)や …
「カイ」の音に 開, 海, 改, 回, 怪, 戒, 邂 の7つ、「コウ」の音に 校, 講, 溝, 港, 口, 坑, 稿, 航, 光, 逅 の 10を 組み合わせてできる熟語12個です。 これらは現代仮名遣いで合拗音が使え…
“会衆” を除く他の “回収” “改修” “改宗“ “開宗” は いずれも動作性名詞です。 このうち特に日常的に登場するのは「ゴミ回収」の“回収” と、「改修工事」の “改修”の2つでしょう。 “改宗“ と “開宗” は…
“解説” “開設” ともに「カイセツする」となる動作性名詞です。 “口座の開設をする” と “講座の解説をする” のように、いくつかの組み合わせでは 多少長さを持った文脈でも正しく変換を判断できないときがあります。 解の…
いずれも音読みの漢字「カイ」+「トウ」の組み合わせです。 「カイ」は元々合拗音「クヮイ」と普通の「カイ」の2つがあり、これを1つにしてしまったことが衝突を増えた原因です。 回 怪 快 会の4つの字は、元々「クヮイ」という…
“買う”・“飼う”・“交う” は いずれも「かう」と読む 日本語の動詞です。いずれも物の所属する場所を 改めるという意味合いがあります。 さらに「〜た」が付くと「かった」となり (ウ音便を用いない場合)、“勝った” “狩…
実のところ、書く・描く・掻く・欠く は元を 辿ると 全て同じ意味です。 「かく」は 太古の昔の 大和言葉やまとことばの ひとつで、ちょうど土器に 指で 模様を 書いていたことに 同じ意味があり、何か物を 手や指で こすり…
“菓子” “歌詞” “下肢” “瑕疵” “可視” は それぞれ名詞、“貸し” は 動詞からの連用形名詞です。“貸し” を除いて、「カ」と「シ」の カナ1音の字2つからなる熟語で、すべて違う漢字が使われています。 “菓子”…
“火事” “家事” “舵” “梶” “鍛冶” は、すべて名詞ですが、単語の成り立ち方がそれぞれバラバラです。 “火事” と “家事” は「カ」と「ジ」の音読みの組み合わせから成ります。“舵”と “梶” は どちらも訓読み…
“為替” は通貨・手形など、価値のある証書またはそれを交換する手続きを指す普通名詞です。 他に「かわせ」の形になる単語としては 買わせ 飼わせ 躱せ 交わせ などが あげられます。 “買わせ”、“飼わせ” はいずれも動詞…
「漢字」と「幹事」はアクセントの位置が違うため会話では間違えることはありませんが、文章ではそうもいきません。 「カンジの名前が知りたい」「カンジが違う」のような文章では変換ミスが起こりがちです。 頭の感・漢・幹の3つの文…
“冠水” “完遂” “潅水”(灌水) は、どれも「カンスイする」と読むことができる動作性名詞です。 “潅水” は 水を注ぐことで、とくに植物などに水やりをすることを言います。農業など水やりのための装置を「潅水装置」「灌水…
“汗腺” “幹線” “艦船” “乾癬” “感染” “観戦” は、いずれも「カン」と「セン」の2字の組み合わせからなる 漢字熟語です。 “感染”・“観戦” は「カンセンする」という使い方ができ、他の語に比べると 出現頻度が…
“感知”・“関知”・“完治” は いづれも「カンチする」と言うことのできる動作性名詞です。 この内 とくに “感知” と “関知” は利用場面が近く、意味的にも近いために誤変換と誤用が起きやすい組み合わせです。 “関知”…
“寛容” “肝要” は、国語文法上は形容動詞語幹 または名詞 あるいは ナ形容詞、“慣用” “観葉” “官用” については 「慣用句」など 直接続する名詞接頭語であるほか「慣用の表現」など ノ形容詞として機能します。 “…
“機会” と “機械” は 機の字が共通しているため会と械を区別することになります。 機の字は日本では複雑な機能を持った仕組みを表します。同時に これの簡体字表記は机で、携帯電話やスマートフォンを “手机” と書くなど独…
“旗艦”は主に軍事用語で、まれにビジネスの世界でも比喩として用いられますが、利用頻度は低いでしょう。 期と旗は其を 共通の音符として持つ会意形声字です。この字は「ギ」「ゴ」「キ」の音があり、とくに「キ」は今でも共通です。…
「聴く」は「聞く」よりも自主的、積極的に中身を感じ取ろうとする態度を持っていると言われます。 漢字の中に心 の字が含まれているので単なる感覚器である 耳 よりも深いと言うことの ようです。 (ここでい…
“奇声” “棋聖” “規制” “帰省” “寄生” “規正” “既成” “既製” は 接続の形は異なるもののすべて名詞です。いずれも「キ」+「セイ」の漢字2字によって構成される熟語です。 単純名詞として使用される “棋聖”…
“機体” “気体” は普通名詞、“期待” “帰隊” は名詞かつ「キタイする」となる動作性名詞、“希代(稀代)” “奇態” は名詞または形容動詞語幹、“着たい”、“来たい” はそれぞれ “着る” “来る” に要望を表す助動…
“昨日” と書いて「きのう」と読むことが できますが、“機能” または “帰納” を用いることがある人にとっては誤変換を起こしやすい読み方です。 「きのう」は名詞であるとともに副詞としても使われ、「それはきのうした」「そ…
“競技” “協議” は「キョウギする」となる動作性名詞です。競技するのと協議するのでは意味が真逆なので、さすがに変換ミスしても理解はされるでしょうけれども、間違いが目立つという意味でもあり、対処しておくべきです。 この場…
“強制”・“共生”・“矯正” は、すべて「キョウセイする」と言うことのできる動作性名詞です。 これらの単語はどれも分野に関係なく広く用いられるもので、そのくせアクセントの区別が明確ではありません。漢字が簡単な「共生」のみ…
愚考とは、考える、の謙譲語にあたる言葉で、愚かにも考えてみた、という意味合いの言葉です。 しかし同じ発音で愚行という言葉があり、愚かな行いをした、言い換えれば失敗を犯したという意味に解釈される可能性があります。 紙やメー…
動詞「来る」は、日本語の中ではカ行変格活用という活用をする唯一の単語です。 すなわち以下の形です。こ(ない)/き(ます)/くる/くる(とき)/くれ(ば)/こい 「くる」の同音は2つしか無いのでそれだけでは衝突は少ないので…
「けいき」または「ケーキ」と 発音される単語です。いずれも単純名詞です。 カタカナの “ケーキ” を除く“景気” “刑期” “契機” “計器” は、どれも「ケイ」と「キ」の2音からなる単語ですが、この「キ」の ほうは ち…
このリスト中で “計上” のみが「ケイジョウする」として動詞となる動作性名詞で、この用途では衝突は起きません。 “経常” と “計上” は どちらも会計など使用される分野が近いため、よく経常は「ケイツネ」と読み替えがされ…
熟語にすることなく単独で「ケン」と読むことのある単語です。 「その件」などを つい「そのけん」などと打ったり読んだりしがちですが、これは「くだん」とした方が何とも衝突しません。 「くだり」とも読めますが そうすると「下り…
“献花” “喧嘩” “鹸化” “懸架” は すべて「ケンカする」と 言うことのできる 動作性名詞です。 一般語句としては “喧嘩”またはカナ表記の「けんか」が もっとも多く用ちいられます。その次が “献花” が多く、“鹸…
カタカナ語の「コート」の もとになる英単語は coat または court で、どちらも多義語です。 “court” は 日本でよく使われるのは バレーボールや サッカー・ラグビーなど、スポーツの対戦をおこなう 線で区切…
“抗議” “講義” “広義” “公義” は いずれも名詞で、このうち “抗議” “講義” は「コウギする」と 言うことのできる動作性名詞です。抗は「あらがう」、講は「講じる」として ともに動詞として使用可能な文字で、それ…
交の字は “交代” と “交替” の両方で使用されていますので、この字の音を変更してもここでは十分ではありません。またこの字は “学校”の校や “効果”(コウカ)の効、“狡猾”(コウカツ)の狡、“絞殺”の絞、ほか咬 佼 …
“公認” “後任” は、どちらも「コウニンする」ということができる動作性名詞です。またどちらも「公認の何に某」の形で人や役職などと結びつきやすく、漢字変換誤りの起きやすい関係にあります。 どちらも「コウ」と「ニン」と読む…
“工法” と “航法” の語末には法があり、“広報” と “公報” には報があります。“広報” は「コウホウする」となることのある動作性名詞で、一般に用いられにくい “公報” とは異なります。 この中では 共通する字のな…
「コウリョウ」と読むことのできる漢字熟語は非常に多くありますが、ほとんど使うことのないものもあります。 公領 綱領 稿料 香料 荒涼 光量 広量 衡量 考量 好良 校了 皇陵 江陵 広陵 弘陵 後梁 形容動詞“荒涼”と“…
“固持” と “固辞” は漢字クイズに出されるような紛らわしい言葉の代表格で、誤解を招きやすいのであまり積極的に使用すべきではありませんが、時事ニュースなどでは時々出現するので読解知識としては必要になることがあります。前…