衝突語(同音異義語)

ふそく

不足不測付則(附則)

“不足” と “不測” は 本来 動詞の意味を持つ後ろの文字を否定する動詞 (足りず/測らず) ですが、ともに形容動詞としても用いられます。 “付則” と “附則” はほぼ同義です。附の字はほとんどの場合より簡単で意味の…

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ふどう

不動浮動不同府道

“不動”・“不同” は、それぞれ名詞または形容動詞 (ナ形容詞) で、「フドウである」のように使われます。 “浮動” は フワフワ浮いているという性質・状態を言うようでいて「浮動する」の形を取る動作性名詞です。 “府道”…

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ふよう

不要不用扶養浮揚

まず 「用いない」の“不用”と「要らない」の“不要” で「ヨウ」が重なっているので、どちらかの音を逃さないといけません。 用の字と要の字は、他に “重要”vs“重用”、“要旨”vs“用紙”、“要領”vs“用量” や “要…

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へんたい

変態変体編隊

変の字を共通に持つ語が2つあるため、体と態の字の音を動かす必要があります。 “変体” は「変えた書体」の意味で、“変体仮名” としてもここでもよく使われます。生物(セイブツ)の用語としても用いられます。うっかり“変態” …

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ぼうえき

貿易防疫

“貿易” と “防疫” は、ともに「ボウエキする」ということが できる 動作性名詞です。といっても誰もが 日常気軽に行なうようなものではないため、普通名詞という理解が一般的でしょう。どちらも「ボウ」「エキ」の読みをもつ …

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ほうそう

放送包装法曹疱瘡

“放送” “包装” “疱瘡” “法曹” いずれも名詞です。 “疱瘡” は 天然痘またはその痕をさす語で、別種で水疱瘡(みずぼうそう) などでも知られる語ですが、疱も瘡も常用漢字ではないということもあってか 漢字表記が日本…

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ほうち

放置法治報知封地

“放置” は「ホウチする」と言うことができる動作性名詞です。 “法治” は<法によって統治される>という状態を言う名詞ですが、とくに “法治国家” のような特定の語句と強いコロケーションをもち修飾語的に用いられます。 “…

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ほかん

保管補完補間

“保管”・“補完”・“補間” は すべて「ホカンする」と言うことのできる 動作性名詞です。「ホ」と「カン」の音読みの漢字2字の組み合わせにより成り立つ漢字熟語です。 “保管” は分野を問わず 何か物を管理する局面では 広…

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みる

見る観る視る覧る診る看る

すべて同じ活用を用います。 みない/みます/みる/みる時/みれば/みろ(みよ) 基本的に「見る」が主になる言葉であり、それ以外のみる は いずれもそれらしい当て字のような性格があります。 観も覧も視も、すべて「…

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むし

無視無私

“虫” 「むし」は そのまま訓読みの普通名詞、“無視” は「ムシする」と言うことのできる動作性名詞、“無私” は私的な事由を排するという意味を持つ 名詞または ナリ・ナ形容詞の語幹です。 この3つは使われる文型が重ならな…

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もうしん

猛進盲信妄信

「猛進」 は 「猪突猛進(ちょとつもうしん)」の ような 四字熟語で よく知られる 表現で 猛るたける進み あるいは 猛々しい進み(たけだけしい/あらあらしい) と 解釈できますが、あまり日常的に 使う ことば…

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ゆう

ゆう 結う 言う 処方せん 結う→結わえる(ゆわえる)、結わう(ゆわう) 言う→いう 解説 一般に「言う」は「いう」という書き方が優勢です。 NHKなどもそのような立場をとるようですが、衝突回避の観点では「いう」はあまり…

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ようせい

養成要請陽性妖精幼生

“養成” と “要請” は それぞれ「ヨウセイする」と 言うことができる 動作性名詞で、この組み合わせの中では分野を問わず使用されます。「技術者をヨウセイする」などと言うと判定は 不確かです。 “妖精”・“幼生” は 生…

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れい

零(0)

例 ・霊 ・礼・零 は、いずれも単独で名詞として使用される文字です。 レイがある、レイが足りない、レイが必要だ、いずれにしても前後に何か文脈を与えないと正しく漢字変換ができません。 「レイ」の音を持つ漢字はここで取り上げ…

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