おもい

  • 重い
  • 思い
  • 想い

処方せん

重い
おもたい/しげい
思い
おもい
想い
おんもい

解説

“重い” と “思い” はそれぞれ 形容詞と連用形名詞で、使い方が違うものですが、「これは おもい です」のような述語の部分や、「思い付き」と「重い月」など時々思いもよらないところで衝突を起こします。


“重い” については 「冷たい(つめたい)」「平たい(ひらたい)」などに似て「重たい(おもたい)」と表現されることがあり、これを用いるのが簡単です。

または常用外ですが「しげ」とも良く読まれるため、「シゲい」としてしまうのも1つの手です。単語登録してしまえば重複はありません。


の字は “思想” という言葉もあるように、ほとんど意味に差はありません。

の方は旧字体でと書き、これは頭の中で考えるという意味合いを持ちます。

の方は、「片想い」などの語句に見られるように、どこからか恋愛小説的な何かのイメージがありますが、が合わさって、目で見て心が動くという意味合いがあります。

の字を「おもい」と読むのは常用外の読み方ですから、特別な事情がなければ あまり使うべきではありません。変換で出てきづらいように、「おんもい」追いやるくらいでちょうど良いでしょう。

この単語は「想う」や「想えば」のような動詞として 使われることはまれですので、「想い」を動詞ではなく固有名詞として扱うようにすることでも文脈で候補から外す処理も可能かもしれません。

使用されている文字

  • [1]
    シ(呉音漢音)/シー(si1:普通話拼音)
    おもう
  • [1]
    ソウ(呉音)/ショウ(漢音)/シアン(xiang3: 普通話拼音)
    おもい
  • [1]
    ジュウ(呉音)/チョウ(漢音)/ヂウ ・テウ(旧仮名遣い)/zhong4(ツォン↘︎)・chong2(チォン↗︎)(拼音)
    おも-い、かさ-ねる、え(訓読)

この衝突語リストは、日本語に おいて同音異義語、あるいは文中に 単語をまたいで登場し、 聞き違いや カナからの変換時に誤変換を よく起こすものを ピックアップしたものです。

ここで示されている「処方せん」は、あまり一般的では ないものを 多く含みますが、 変換辞書に登録し 学習により上位にでるように することで 入力時の誤変換を減らす効果を期待できます。

一部特殊な拗音や別の文字種、変体かななど特殊な表記を使用する場合があり、 昭和から続く日本語のカナ<現代仮名遣い>の構成で 表記が認められていないものについては 現行の漢字変換ソフトそのままでは対応不能なものもあります。

将来的には 制度改定や 続いてシステムがアップデートされていくことが望ましいですが、キーマッピングの変更などでもある程度の調整が可能です。

その他の衝突語