ぐこう

  • 愚行
  • 愚考

処方せん

愚行
グギョウ/グアン
愚考
おろか・ふつつかな考え(言い換え)/グコウ

解説

愚考とは、考える、の謙譲語にあたる言葉で、愚かにも考えてみた、という意味合いの言葉です。

しかし同じ発音で愚行という言葉があり、愚かな行いをした、言い換えれば失敗を犯したという意味に解釈される可能性があります。

紙やメールの上なら良しとしても、口頭でこのような言葉を使っても紛らわしいだけなので謙譲語になってません。やめましょう。

また愚かという言葉自体がやや古めかしく、いわゆる上から目線を感じさせる語句です。

下の側から言うのであれば、もう少し平易な「浅い知識ながら考えさせていただきました」くらいの方が大人しいでしょう。

「ふつつかにも考えさせていただきました」という言い回しもあります。

音が柔らかい印象があります。

強いて対応を考えるなら、の字に読みが複数あるのでこれを利用することです。

行事の「ギョウ」、“行灯”(アンドン)、“行脚”(アンギャ)の「アン」があります。

グギョウする、グアンするに換えると、特に漢字変換の際には一回で出せるようになります。

ただしグギョウとすると、“愚業” と間違えられかねないので、こんどはこちらをグゴウと言い換える必要がでてきます。

は改行vs開業などでも衝突があるため、どちらかはギョオ、ゴオなどに逃しておいた方が都合が良いと考えられます。

使用されている文字

  • [2]
    グ(呉音・漢音)/ユ↗︎(yu2:普通話拼音)/
    おろか(訓読)
  • [1]
    コウ(呉音・漢音)/カウ(旧仮名遣)/カオ⤻(kao3:普通話拼音)/
    かんがえ(訓読)
  • [1]
    ギョウ・ゴウ(呉音)/コウ(漢音)/カウ・ギャウ(旧仮名遣い)/アン(唐音)
    いく・ゆく(訓読)

この衝突語リストは、日本語に おいて同音異義語、あるいは文中に 単語をまたいで登場し、 聞き違いや カナからの変換時に誤変換を よく起こすものを ピックアップしたものです。

ここで示されている「処方せん」は、あまり一般的では ないものを 多く含みますが、 変換辞書に登録し 学習により上位にでるように することで 入力時の誤変換を減らす効果を期待できます。

一部特殊な拗音や別の文字種、変体かななど特殊な表記を使用する場合があり、 昭和から続く日本語のカナ<現代仮名遣い>の構成で 表記が認められていないものについては 現行の漢字変換ソフトそのままでは対応不能なものもあります。

将来的には 制度改定や 続いてシステムがアップデートされていくことが望ましいですが、キーマッピングの変更などでもある程度の調整が可能です。

その他の衝突語